いすゞ自動車が、ジャパンモビリティショー会場で新型の小型トラック「ELF mio」を発表!

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普通免許で運転できる小型トラック「エルフ ミオ」これは、キャンピングカーのベース車になるのだろうか?早速会場でレポートしてみました!

最近話題になっている「物流の2024年問題」。トラックドライバーの時間外労働規制などでドライバー不足が懸念される中、いすゞ自動車では、新免許制度後に普通免許を取得された人でも運転できる小型トラックを発表しました。(2024年販売予定)

新免許制度とは、平成29年(2017年)3月12日以降に普通免許のみを取得された人は、車両総重量3.5トン未満の車両でないと運転できないという制度。3.5トン~8トンは中型車となります。新免許制度前に普通免許を取得した人(免許の条件欄に中型の記載のある人)や中型免許を取得した人は運転可能です。現行のいすゞエルフ2トンは中型車、キャンピングカーの方でもカムロードのディーゼル車ベースは、中型車になっています。

「ELF mio」は、最大積載1300㎏ 車両総重量3435㎏ 普通免許で運転が可能な設定になっています。RZ4E 4気筒1898㏄ディーゼルエンジンに6速ATのトランスミッション、2WDリアシングルタイヤでした。

※ドアロックのためウインド越しに撮ったのでお見苦しくなっています。

キャブや運転席周りは、エルフ2トンとほぼ同じもの、安全性能も最新のサポートシステムが搭載されています。

●エルフの安全システムの詳細はこちら

キャンピングカーのベース車として供給されるのか!?

車両の情報ばかりで長くなりましたが、肝心の話を担当者に直撃してみました。
ズバリ!キャンピングカーのベースシャシーとして供給する予定はありますか!?
答えは「YES」でした。
現在いすゞでは、2トンベースの「びーかむ」というキャンピングカー専用シャシーを手掛けていますが、これは専用契約をしたビルダーにしか供給されていません。
今回発表された「ELF mio」は、いすゞ自動車側の要件を満たすビルダーであれば広く供給する予定だとのことです。出展されていたモデルは、貨物用に設計されたものなので、キャンピングカー専用としてサスペンションやタイヤの構成、4WDモデルの追加なども検討予定との話でした。
本格キャブコンといえばカムロードという1択に、新しい風が吹こうとしています。期待したいですね。

●いすゞエルフのホームページはこちら
※発売前の「ELF mio」は掲載されていません(2023年11月現在)

写真/文 山本公紀