日本RV協会 三重県と「包括連携に関する協定」を締結しました!

お知らせ レポート

1月27日 三重県が、災害対策などに協力する包括連携協定を日本RV協会と結びました!

(右から)日本RV協会広報部 百田氏、日本RV協会 荒木会長、三重県知事 一見勝之氏

三重県は、日本RV協会と、相互に協力し、緊密な連携を行うことを通じて、地域課題の解決に向けて共同で取り組み、災害対策強化や地域活性化に寄与することを目的として、包括連携に関する協定を締結しました。

三重県庁でひらかれた締結式では、一見知事と日本RV協会の荒木会長が協定書を交わしました。
南海トラフ地震などの災害発生時、県にキャンピングカーを貸与するほか、互いが主催するイベントなどに参画することや、クルマで車中泊できる施設「RVパーク」の普及や情報発信でも協力していくとのことです。

今後も日本RV協会では、多岐に渡る分野で活躍できるキャンピングカーを活用頂き、地域・社会に貢献できる様々な活動に取り組んでいくそうです。

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なぜ災害時にキャンピングカーなのか。その有用性とは

キャンピングカーの使用目的は多岐にわたり、災害時における自治体職員、災害指令者や医療介護者の宿泊所、移動可能な避難シェルターなど、様々な用途での活用が期待されています。

キャンピングカーは、現地到着後にすぐに利用できる大きなメリットがあります。災害発生時には素早く行動する必要がありますが、キャンピングカーは移動が容易であり、余震を含む急な避難や立ち退きの際にも迅速に対応できます。また、車内はパーソナルスペースが確保されており、ストレスや緊張から解放され、落ち着いて過ごすことができるため心の安定を保つことができます。

その他、キャンピングカーは電気や水、ガスなどの生活に必要な設備を備えている為、災害時においても基本的な生活をすることが可能です。トイレやシャワーといった装備が整った車両であれば、衛生的な環境を維持しながら過ごすことができます。

また、キャンピングカーはフルフラットの就寝スペースを備えており、長時間同じ姿勢で過ごすことによる健康リスクを軽減する効果もあります。災害時には避難所での滞在が長期化することも考えられますが、キャンピングカー内で生活することで、エコノミー症候群などの予防にも役立ちます。

さらに、災害時に不可欠な情報収集のための通信も、キャンピングカーの電源を活用することができます。キャンピングカーはエンジン用のメインバッテリーとは別に居住空間用の「サブバッテリー」を搭載しているため、電源供給の確保が可能です。これによって、通信手段を維持しながら避難生活を送ることが可能になるのです。

このように、キャンピングカーは災害時において身の安全を守り、落ち着いて過ごすことができる生活環境を提供し、電源の確保や通信手段の維持などにも役立つ重要な存在となりえるのです。

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写真提供:日本RV協会 文:山本公紀