Japan Mobility Show 世界初登場!?新型ハイエースのコンセプトモデル含め、キャンピングカーの未来を考察!

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「いくっしょ。モビショー!」を掛け声に開催された「ジャパンモビリティショー」キャンピングカーナビ的な会場レポート!

まず向かったのは、トヨタブース。ハイエースのコンセプトモデルが展示されています。
予想通りのセミボンネットスタイルで、フロントタイヤは、現行キャブオーバータイプの運転席の下ではなく前方へ設計されています。乗り降りもすごく楽ですね。

展示されていたのは、商用バンスタイルでした。荷室もスクエアで広いですね。

このコンセプトモデルは、EVを想定しているようで、低い床面でフラットなうえピラーレスなので、とても広く感じる空間を生み出していました。トヨタの担当に聞くと、エンジン車も含めてパワートレインは、様々な需要に対応する予定だそうです。フロントエンジンになれば、このコンセプトモデルのように、運転席も低く設定できると思われます。

そして同じブース内に、ハイエーススーパーロングのコンセプトモデルも展示されていました。
同じくセミボンネットスタイルですね。グランエースの流用ではなく?新しくデザインされていました。

スーパーロングの内装は、移動クリニックカーをイメージしていました。現行モデルと比べても、室内の広さが際立っていました。
標準ボディー&スーパーロング「いつ頃発売するんですか?」との質問には「近い将来ですね!?」という返答でした。早く販売されることを期待したいですね!

そして、ホールを移動して、お隣韓国のメーカー「Kia」のブースへ来ました。
気になっていた、EVカーゴバン「PV5」が展示されています。

このモデルは「PV5パッセンジャー」セカンドシートがあります。
全長4695mm 全幅1895mmと幅が広いので、室内にもゆとりがあります。
バッテリーは、床下全面へ薄く設計されたものを搭載しているので、床面の低さが象徴的でした。

そしてこちらは「PV5カーゴ」内張りもないホントの貨物仕様です。ホイールインモーターのフロント駆動のFFなので、こちらも床面がすごく低いですね。

この「PV5カーゴ」をベースにしたコンセプトモデルも展示しています。冷蔵庫やレンジなどの電源は、車両の走行バッテリーからアウトプットしているそうです。

キャンピングカーのベースにすれば、サブバッテリーのような室内電源システムの構築が不要になるというメリットがありますね。
2026年の春ころから、日本国内販売を開始するそうです。こちらにも期待したいですね。

そして今回も東8ホールは「キャンピングカーゾーン」でした。多くの出展社が様々なモデルを展示していました。

ビックリしたのが、日本RV協会のブースにあった「ロデオ」これは、ヨコハマ・モーターセールスが、40年ほど前に生産していたモデル。当時、マイクロミニと呼ばれたクラスのベストセラーモデルです。レストアされた外装もピカピカで、デカールはデッドストックで残っていた限定モデルのもの?本物なのです。

内装もフルリメイクされ、まるで新車のようです。タイムマシンにでも乗ったような気分になりました。この後、各地のキャンピングカーショーに出展するそうです。ぜひご覧になってください。

今回のレポートのおまけ!
東7ホールには「タイムスリップ・ガレージ」が企画されていました。クラッシックキャンパーのロデオを見て、ノスタルジーな気分になっていたので、昭和レトロがたまりません。

とどめを刺されたのが?「ワーゲン type1 スプリットウインドウ」1938~1953年あたりの個体です。昭和ではありますが?私はまだ生まれてないですよ~!?

写真/文 山本公紀