株式会社レクビィが、神奈川県大和市と 『災害時におけるキャンピングカーの貸与に関する協定』を締結しました!
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株式会社レクビィ(本社:愛知県瀬戸市/代表:増田 浩一)は、神奈川県大和市と2025年11月28日付けで『災害時におけるキャンピングカーの貸与に関する協定』を締結。同日、大和市役所にて協定締結式が行われました。

この協定は、大和市での災害発生時に、レクビィの直営店である「レクビィ オスト ベネヴェント」(神奈川県大和市)のキャンピングカーを、災害復旧作業に従事する大和市職員や応援自治体職員などの方々へ無償で貸与するものです。
これはレクビィの地域貢献活動の一環として大和市と協議を重ねて締結に至ったもので、本社所在地である愛知県瀬戸市に続く、2例目の取組みとなりました。

キャンピングカーは、レジャー用途だけでなく、災害発生時などの一時避難所や宿泊場所として非常に有効であると注目されています。内閣府からも『災害対応車両』としても認められました。また購入動機として「万が一のため」を考える方も増えています。

写真の車両は、レクビィが開発した災害リカバリー用ボランティアカー【プロンテVVDR】です。
発災時に関係各所から要請があった際、市民ボランティア等が被災地に向かうことを想定したモデルです。2~3名のボランティアが、現地での生活支援を受けることなく自己完結で活動できることを目標として開発されました。

■当社代表 増田 浩一氏のコメント
「当社の拠点『オスト ベネヴェント』を構える大和市様と、こうした形で連携できることを深く感謝いたします。本社所在地の愛知県瀬戸市での取り組みに続き、拠点が地域に根差し、貢献できることは当社の大きな喜びです。平時も有事も、地域の皆様と共に歩んでまいります。」
株式会社レクビィとは
2024年創業40年を迎えたキャンピングカービルダーの老舗。「生産数ではなく、品質と使いやすさ」「10年、15年使い続けることができるキャンピングカーづくり」を目指し、工程のほぼ全てを内製化して高品質とオリジナリティを維持している。愛知県瀬戸市に本社と展示場(レクビィステーション)、神奈川県大和市に直営店(レクビィ オスト ベネヴェント)、広島県福山市に工場がある。
なぜ災害時にキャンピングカーなのか。その有用性とは
キャンピングカーの使用目的は多岐にわたり、災害時における自治体職員、災害指令者や医療介護者の宿泊所、移動可能な避難シェルターなど、様々な用途での活用が期待されています。
キャンピングカーは、現地到着後にすぐに利用できるという大きなメリットがあります。災害発生時には素早く行動する必要がありますが、キャンピングカーは移動が容易であり、余震を含む急な避難や立ち退きの際にも迅速に対応できます。また、車内はパーソナルスペースが確保されており、ストレスや緊張から解放され、落ち着いて過ごすことができるため、心身の安定を保つことができます。
その他、キャンピングカーは電気や水、ガスなどの生活に必要な設備を備えている為、災害時においても基本的な生活をすることが可能です。トイレやシャワーといった装備が整った車両であれば、衛生的な環境を維持しながら過ごすこともできます。
また、キャンピングカーはフルフラットな就寝スペースを備えており、長時間同じ姿勢で過ごすことによる健康リスクを軽減する効果もあります。災害時には避難所での滞在が長期化することも考えられますが、キャンピングカー内で生活することで、エコノミー症候群などの予防にも役立ちます。
さらに、災害時に不可欠な情報収集のための通信も、キャンピングカーの電源を活用することができます。キャンピングカーはエンジン用のメインバッテリーとは別に居住空間用の「サブバッテリー」を搭載しているため、電源供給の確保ができます。これによって、通信手段を維持しながら避難生活を送ることも可能になるのです。
このように、キャンピングカーは災害時において身の安全を守り、落ち着いて過ごすことができる生活環境を提供し、電源の確保や通信手段の維持などにも役立つ重要な存在となりえるのです。
写真提供:レクビィ 文:山本公紀