電気の需要が高まるキャンピングカー

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電気が使えるキャンピングカー

キャンピングカーで便利なことといえば、電気が使えること。現代人は電気製品に囲まれて生活しているので、その恩恵を強く感じるのではないでしょうか。特に、スマホの充電は多くの人にとって、毎日の生活のなかでも、欠かせない行動となっています。

しかし、キャンピングカーは独立した空間。電気を使うためには、車内に電気をためておく必要があります。一般的に普通のクルマは、バッテリーがあって、エンジンを始動させたり、ライトを点灯させますが、大量に電気を使えません。

サブバッテリーが搭載されています

室内の照明など、クルマの機能以外に電気を使う場合、キャンピングカーは別のバッテリーから電気を得ています。これがサブバッテリーと呼ばれるもの。クルマのメインバッテリーとは別系統で設置されているので、クルマ自体のバッテリー上がりを気にせず使えます。

バッテリーの性能も向上しているので、多くの電気をためておくことができるようになりました。数年前であれば、発電機が必要だったエアコンの稼働も、システムによっては、バッテリーだけで利用できるようになっています。

いろいろな充電方法

サブバッテリーへの充電方法は走行充電が多く採用されています。エンジンの回転からオルタネーターを動かして、クルマのメインバッテリーを充電するシステムを利用しながら、サブバッテリーにも充電させる方法です。

オルタネーターにサブバッテリーをつなぐだけでは、うまく充電されません。そこで、走行充電装置などを装着します。最近ではアイドリングストップのクルマも多く、走行充電のシステムが複雑化しているので、プロの手を借りるのが一般的です。

走行充電以外に注目されているのが、ソーラーパネルではないでしょうか。太陽光を利用して、サブバッテリーに充電する方法です。パネルの効率も上がっているので、十分な発電量を確保することができました。

もちろん、家庭用で電気から充電することもできます。外部充電設備が備わっていれば、AC電源付きのキャンプサイトでも、サブバッテリーを充電できます。こちらも、外部から電気が来た時、リレーを使って効率よく充電できるシステムが必要となります。

リチウムイオンバッテリーの出現

サブバッテリーには充放電に強いとされるディープサイクルバッテリーが使われています。ボートなどに使われている、マリン用のバッテリーとして、以前から使われていたバッテリーです。

最近ではリチウムイオンバッテリーが出てきて、キャンピングカーのバッテリー事情も大きく変わろうとしています。同じ体積で多くの電気を貯めることができて、充放電の耐久回数が多いという特徴を持っています。

また、連続した高出力にも強いとされ、キャンピングカーの中で家電を使う場合などにも重宝する性質を持っています。いままでのバッテリーに比べると、価格が高いのですが、耐久性や機能性を考えて、リチウムイオンバッテリーを選ぶ人も出てきました。

キャンピングカーの電気について確認すべきポイント

キャンピングカーの電気設備について、簡単に説明しました。キャンピングカーの展示会などで、キャンピングカーの電気設備を確認する時、下記のポイントをチェックすれば、だいたいの設備が確認できます。

  1. サブバッテリーが搭載されているか
  2. バッテリーの種類
  3. 充電方法など

この他にも家電が使えるように電圧を調整する装置などもあります。また、自分がどのくらいの電気を使うかによっても、設備の容量が変わってきます。電気については難しいので、今後、順を追って説明していきたいと思います。

(文:渡辺圭史)