キャンピングカー選びのフロチャート

コラム

キャンピングカーに興味を持つ人が、ますます増えたように感じます。非接触型のトランスポーターとして、マイカーが見直されてきたことも理由かもしれません。

特にキャンピングカーは、宿泊、休憩スペースとしても利用できることから、一般的なクルマ以上に利用範囲が広いので、幅広い層からの注目を集めているのではないでしょうか。

なかには、キャンピングカーを手に入れたい、レンタカーで使ってみたいと思う人がいるかもしれません。でも、初めて自分にあったキャンピングカーを選ぶとしたら、悩むことも多いかもしれません。

そこで、今回は自分にあったキャンピングカーを選ぶときのポイントを見ていきたいと思います。

キャンピングカーをどのように使いたいのか？

キャンピングカーに興味をもったきっかけは何でしたか？　他の人が利用しているのを見て、自分も乗ってみたい、と思ったのであれば、それはどのようなシチュエーションであったか思い出してください。

旅先の観光地、キャンプ場、近所のスーパー、会社の駐車場など、もちろん、雑誌やインターネットでみた景色でもかまいません。おそらく、自分が使いたい場所だからこそ、キャンピングカーが目に飛び込んできたと考えていいでしょう。

そこで、自分がどのように使いたいかを、ある程度、決めておくと、キャンピングカー選びが簡単になってきます。

次に注目したいのが、キャンピングカーの何に魅力を感じているか、もう少し深く考えてみましょう。

例えば、旅先の道の駅で見かけたキャンピングカーに興味をもった時、「こんなクルマで全国を回りたい」「疲れてもゆっくりと休憩できそう」「海鮮を買っても冷蔵庫があれば便利」など、人それぞれに魅力に感じるポイントが違ってきます。

自分が求めているポイントが見てくれば、自分が探しているキャンピングカーも見つけやすくなります。

キャンピングカー選びでは、サイズも重要になってきます。そこで、誰と利用したいのか？　を考えてみましょう。一人で使いたい人もいれば、家族で使いたい人もいます。家族で利用する時も、みんなのプライベートをしっかりと確保したい人もいるでしょう。

世代や家族構成で、使い方は違ってきます。一人でキャンピングカーを使う人のなかにも、運転しやすいコンパクトなモデルを選んだり、一人だからこそ、ぜいたくな環境を求める人もいるかもしれません。

誰と使って、どのような設備を求めているか、イメージはつかめましたか？　キャンピングカーを使っている自分を想像するのも楽しいのではないでしょう。また、実際にレンタカーで体験するというのもいいかもしれません。

これまで、たくさんのオーナーさんと出会って、感じたのが、キャンピングカーに長年乗り続ける人が多い、ということです。実際に使ってみると、なかなか手放せなくなるようです。

長年、キャンピングカーに乗るのであれば、生活の中にあるクルマとしてのポジションを考えておいたほうがいいかもしれません。

普段の生活では乗用車に乗り、レジャー用にキャンピングカーを使うなど、キャンピングカーにクルマとしての何を求めるかをイメージするのです。

通勤に使ったり、普段の買い物に使っている人もたくさんいます。その時、自分が許容できるサイズや扱いやすさなど、いろいろと検討することが出てきます。

牽引して移動するトレーラーやピックアップトラックの荷台に載せるトラキャンなど、動力を持たないキャビンスペースを選択するというの一つの選択肢です。

普段のクルマとの共存を考えると、使い方が現実的になってくるのではないでしょうか。

今回は簡単にキャンピングカー選びのポイントを紹介しました。いざ購入するとなったら、もっと、色々なことを考えなければなりませんが、まず、最初にどのようなキャンピングカーを求めているのか、少し見えてきたと思います。

それでは、最後に今回のキャンピングカー選びのポイントをまとめてみます。

●興味を持った使い方は

　　　　旅行／キャンプ／普段使い／仕事

●何に魅力を感じているか

　　　　空間／設備／行動

●誰と利用するか

　　　　一人／家族

●キャンピングカーのポジション

　　　　セカンドカー／普段使い兼用のクルマ／マイカーを拡張するアイテム

文：渡辺圭史