NEWモデル速報!AtoZの本格キャブコン「アンソニー」にショートボディの「アンソニーライト」が新登場!!

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AtoZキャブコンの上位モデル「アンソニー」にショートボディでシンプル装備、普通免許(※)で運転できる「アンソニーライト」が登場! レンタカーなどにもピッタリなモデルですね!

※アンソニーライトは、ガソリン車のみの設定なので、普通免許で運転ができるモデル。新型カムロードのディーゼル車ベースの場合、排ガス規制のため3.5t超の中型車両登録となる。これは平成29年(2017年)3月12日以降に、普通免許のみを取得された人は運転ができない。準中型免許以上が必要となるためだ。
(参考:新型カムロードの記事)

「アレン・ハイ」の紹介記事でもふれたが、ライトキャブコンの代名詞といわれていたAtoZの「アミティ」。同社では、シリーズ累計2000台近くを製造した大人気モデル。しかし2020年8月にベース車の旧ボンゴが生産を終了、最後のベース車を多数確保したが2021年に「アミティ」は生産終了となった。

これに伴いAtoZでは、「アミティ」の後継となるキャブコンとしてコンパクトモデルの「アレン」のフルリニューアルを行ったのだが、これに加えキャブコンシリーズの上位モデルであるカムロードベースの「アンソニー」にも、全長を350mm短くしたコンパクトなシェルを搭載したニューモデル「アンソニーライト」を開発した。「アミティ」の系譜は、さらにコンパクトな「アレン」と少しゆとりのある「アンソニーライト」へと受け継がれていくことになったのだ。

「アンソニーライト」は、基本的に「アンソニー」のレイアウトをベースにして、マルチルームをなくして、ゆったりとしたダイネットスペースやセット不要の固定タイプの広いバンクベッド、ワイドなリヤ2段ベッドなどを装備した。
シンプルな装備としたことで販売価格の圧縮と車重の軽量化にも成功、走行性能も向上している。こうして乗車7名/就寝6名のファミリーにも対応したニューモデルとしてデビューしたのだ。

アンソニーライトの室内レイアウトを見てみよう!

これが「アンソニーライト」の内装だ。室内高1800mm 、室内幅1850mmの広々とした室内空間に、ゆったりとした対面ダイネットにリヤ2段ベッドというレイアウトで、軽量化された家具や明るいファブリックがのびやかな広さ感をもたらしている。

ちなみにこちらが生産終了した「アミティ」最終モデルの内装だ。

生産終了した旧ボンゴベースのアミティ・フィオーレの内装

比べてもらうと「アミティ」と「アンソニーライト」は、ほぼ同様のレイアウトになっていることが分かるだろう。ベース車がカムロードなので、当然「アミティ」よりも室内が広く、家具類もゆったりと配置されている。名車のコンセプトは引き継がれていたのだ。

内装・装備を詳しく紹介する!

対面ダイネットは、大型テーブルをはさんで、4名がゆったりと座れる。シートは、マルチアクションタイプでリクライニングやスライド機能も付いている。

ダイネット部分のシートを展開させて、補助ベッドマット(左側の部分)を入れるだけでフロアベッドがセットできる。
サイズ:1260×1900mm

リヤ2段ベッドは、ワイドサイズの800×1850mmが2段、ゆったりと休める広さだ。

2段ベッド部分は、このようにマットを外して収納スペースとしても活用できる。

バンクベッドは、セット不要の固定タイプで 1500×1800mmの広々サイズだ。普段は寝具や着替えなどの比較的軽いものの荷物置き場として使うのに適している。

広いカウンタータイプのキッチン、扉付き収納庫なども装備されている。

シンクには、引き出して使えるシャワーヘッド蛇口が付いている。

窓から引き出して、外部シャワーとしても使うことができるよう、窓の下にホルダも付いている。

キッチン下に給排水、各10Lのタンクがある。引き出し収納スペースも付いている。

容量もたっぷりな49Lの冷蔵庫(12V)も装備されている。

入口ドアの横に下駄箱収納庫を設けている。

ルーフサイドにも扉付きの収納庫をたくさん設けている。室内換気用のベンチレーターも装備している。取材車両にはオプションのマックスファンが付いていた。

入口のドアの上に、キャンピングカー設備部分で使う様々な電源のスイッチ類が付いている。このように一元管理することで、消し忘れなどでバッテリーが上がることが防げるわけだ。

下駄箱カウンターのところにAC100Vコンセント、DC12V、USBのソケットも装備する。スマホやタブレットなどの充電も手軽にできる。

シェル部分の窓は、結露しにくいアクリル製2重窓を採用している。写真のように網戸とシェードも内蔵している(半分ずつ引き出した状態)ので便利に使える。カーテンも標準装備されている。

外装を紹介しよう!

こちらがリヤビューになる。※12Vクーラーの室外機はオプション

キャビン部分の窓は、エントランスドアを除いて、全て結露しにくく高断熱のアクリル2重窓になっている。外に押し出して開けるタイプなので、少しくらいの雨の時でも開けられるのはうれしい。

キャブコンには必須ともいえるバックアイカメラも標準装備している。

リヤ両サイドに、タテ型のバゲッジドアが付いている。2段ベッドの部分を収納庫として使う場合には、このドアから荷物の出し入れが簡単にできるようになる。

入り口ドアにも全面網戸が付いている。気候が良いときなら、ドアも窓も全て網戸状態にして自然の風を楽しむことができる。

リヤバンパー部分に外部100V入力コンセントがある。宿泊や休憩などの際に100V電源が利用できる場合は、これにつなぐことで自動的にサブバッテリーを充電してくれるのでバッテリーの残り具合を気にせずに電気装備を使うことができるのだ。

右側のスカート部分に燃料タンクがある。ガソリン80Lの大容量だ。

オプションも豊富!

キッチンの上の収納庫には電子レンジを搭載することができる。旅先での食事で、お惣菜などの温めができるので人気のオプションとなっている。外部100V電源接続時の使用もしくはオプションの「EFDELTA電源パック」の搭載をお勧めする。

サブバッテリーの12V電源で稼働できるクーラーも人気のオプションだ。特に暑さに弱いワンちゃん連れで旅行される方などが選ぶことが多いそうだ。

こちらは、下駄箱収納部分にセットしたAC100Vのポータブルクーラーだ。これも外部100V電源利用での稼働にするか、オプションの「EFDELTA電源パック」の搭載をお勧めする。

寒い時期に活躍するFFヒーターも装備できる。燃料はクルマのガソリンタンクから供給されるようになっている。

換気用のルーフベンチレータ―は、標準装備されているが、吸排気スピードコントロール付きのマックスファンにグレードアップすることもできる。

最近人気の高い電装関係のオプションを希望する場合は、電装を強化する必要がある。最も簡単なのが、ポータブルリチウム電源を搭載することだ。AtoZでは写真の「EFDELTA電源パック」をお勧めしている。車内に入力コンセントを増設し、そこから室内の各コンセントに電源供給される仕組みになっている。

室内のカラーバリエーションが3タイプから選べる!

アンソニーライトは、室内カラーのバリエーションが3種類から選べるようになっている。
インテリアコーディネーターのMAKOさんが、アミティで好評だったデザインコンセプトをリニューアルして提案した。
こちらは、花をイメージした Fiore(フィオーレ)

こちらが、港をイメージした Porto(ポルト)

そしてこちらが、森をイメージした Bosco(ボスコ)
お好みで選ぶことができるのだ。

室内レイアウト図

アンソニーライト 諸元

ボディサイズ:全長4630mm/全幅1975mm/全高2810mm

8ナンバー キャンピング車登録
7名乗車/6名就寝

ベース車:トヨタ・カムロード 2WD(FR) ※4WD車設定なし
エンジン:2000㏄ ガソリン
ミッション:6速AT
安全運転支援システム サポカーS

●ベース車カムロードの記事はこちら

車両本体価格
6,578,000円(税込)~

問い合せ: AtoZ 048-760-5668

●アンソニーライトのAtoZ公式ホームページはこちら

撮影/文:山本公紀

●そのほかのカムロードの記事はこちら